機関誌紹介

金融経済研究のミッション

2025年11月15日
金融経済研究編集委員会

ミッション

金融をテーマとする優れた研究成果、日本語*による金融研究の成果の場を提供することで、日本における金融実務・制度・政策(実業界・官界)と学術的成果(学界)との接点を提供し、わが国における金融研究・教育の発展、ひいては日本の経済・金融システムの発展に貢献する。また、本誌への論文掲載が当該研究者の資質を保証し、日本の金融分野の研究者・金融関連科目担当者の採用・評価における、重要な判断材料の一つとなることを目指す。

* 英語の研究成果も歓迎します。

編集方針(編集委員会が留意し、査読者にも開示する点)*1

金融経済研究では、以下の2つの基準を重視して掲載可否に関する判断を行います。

  • ➢ 日本あるいは他国の金融に対して意義のある、重要な実証的・理論的問い(リサーチ・クエスチョン)を提示し、説得的な証拠に基づき答えを示していること。
  • ➢ 得られた結果に基づき、学術的根拠を持つ実務的・制度的・政策的含意を示していること。

[上記基準に基づく評価の例] *2

  • ・ 過去に類似の研究が行われていても、新たなデータセット・分析手法で分析することでこれまでにない重要な示唆が得られる場合には評価する(ただし、そうした示唆が得られない、単なる既存研究の拡張は評価しない)。
  • ・ 仮説が棄却された場合、予想された結果が得られなかった場合でも、それにより意味のある含意が導き出される場合には評価する。
  • ・ モデルの識別(他の理論モデルの可能性を排除し、特定の理論モデルの妥当性を示すこと)に関しては、得られた結果から十分な識別が難しい場合でも、分析の限界を明記し、説得的な議論・証拠に基づき代替的な解釈の可能性について検討していれば、過度の識別を求めずとも評価する。
  • ・ データの利用可能性によって分析が制約されるような問い・テーマを扱う実証研究であっても、上記のような基準を満たせば評価する。

*1 投稿に際しては、投稿規定(本誌ホームページ「投稿について」)も参照してください。
*2 あくまでも例示であり、これら以外の評価を排除するものではありません。

なお、編集委員会のメンバー(編集委員長・編集委員・編集専門委員)およびその指導学生が執筆した研究(共同研究を含む)が投稿された場合には、当該編集委員等が関与しない形で審査を行い、審査の公平を期します。

掲載する論文等

金融経済研究では以下の論文等*を掲載します。

  • ➢ オリジナルの学術論文(理論・実証・歴史)
  • ➢ オリジナルの展望論文
  • ➢ 研究ノート

こうした研究成果に加え、金融経済研究では以下を掲載します。

  • ➢ 講演録(討論・パネルディスカッション等)
  • ➢ 書評
  • ➢ その他編集委員会が必要と認めたもの

* ショートペーパーも含みます。ショートペーパーの投稿の場合、査読者は1人となります。

その他

理事推薦論文:日本金融学会の理事が、当該研究が一定の水準にあることを評価した上で投稿を推薦する、理事推薦での投稿制度があります。理事推薦論文の場合、査読者を1人にして審査手続きが簡素化されます。

学会申込時の「機関誌への投稿希望」:日本金融学会では、全国大会での報告を申し込む際に、金融経済研究への投稿希望の有無を尋ねています。同欄は投稿促進に向けた情報収集等を目的としたもので、希望のあった研究のうち、編集委員会が特に優れていると判断したものについては、投稿を積極的に勧めるメールをお送りすることがあります。なお、この回答を「希望する」としても、金融経済研究に投稿したことにはなりません。投稿を希望する場合には、所定の手順に従ってご投稿ください。