学会紹介

倫理綱領
日本金融学会の倫理綱領の制定について

令和3年10月25日

日本金融学会は、2021年10月16日の秋季全国大会の会員総会において「日本金融学会倫理綱領」を定めました。
この倫理綱領の設置目的は、日本金融学会の全国大会や部会等で報告され、あるいは学会誌に掲載される研究が倫理上問題のないかたちで行われていることを学会として確保する必要がある、と判断したためです。同綱領にもとづいて、日本金融学会会員が普段の研究・教育・学会活動および社会活動を行うことを期待しています。

日本金融学会倫理綱領
(前文)
日本金融学会は、学問の自由を基礎にした会員の研究活動を支援するとともに、社会から学問研究に負託された使命を自覚し、学会における研究倫理を確保するために以下の倫理綱領を定める。
第一条(綱領の該当範囲)
日本金融学会のすべての会員(以下、会員)は、会員の種別にかかわらず以下の全条項を遵守するものとする。
第二条(研究目的・研究方法の倫理的妥当性)
会員は、研究の目的・方法について、社会的・学問的に求められる倫理的妥当性を確保するものとする。
第三条(研究過程の妥当性)
研究過程において科学性を確保するものとする。データ・史資料、研究結果等のねつ造、改ざんを行わないものとする。
第四条(著作権侵害の禁止・知的所有権の擁護)
会員は他者の知的所有権を擁護し、他者の研究成果を剽窃・盗用しないものとする。また二重投稿をしないものとする。
第五条(プライバシーの保護と人権の尊重)
研究および教育において、調査および経済実験を実施するにあたり、会員は、調査対象者のプライバシーの保護と人権の尊重に最大限留意するものとする。
第六条(研究資金の適正支出)
会員は、研究資金等を適正に支出するものとする。
  • • 付則1 本綱領は 2021 年 10 月16日より施行する。
  • • 付則2 本綱領の改訂は、理事会の発議により、会員総会の過半数による承認を必要とする。

以上